プラズマみかんの第8回公演「緩やかなモンブラン」のイラストを描きました。公演を観て感じたこと。

FacebookやTwitterでは告知していたのですが、昨年の「わんころと揺れ雲をめぐる冒険」に引き続き、プラズマみかんの第8回公演「緩やかなモンブラン」のイラストを描かせていただきました。
わたしは9月21日の公演を見てまいりました~。その感想などをまとめてみます。
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ざっくりとあらすじをご紹介。(公演チラシから引用させていただきます)

祖父の代から続く老舗の飴屋。ある日、大型洋菓子店の美人オーナーが大きな小鳥と共にやってきて、暖簾の掛け替えを命じる。
店主は突然姿を消した。
残された一族は対抗策を練るが、美人オーナーはただじっと耳を傾け、相手の鳴き声に寄り添うだけである。
やがて全員の「前向きで」新しい生活が始まる。
淹れたての紅茶とモンブランを口にするまでの短いお話。

支配と侵略は、私たちの気付かないところから、緩やかにやってくる。

前回の「わんころと揺れ雲を巡る冒険」は個人的にも忘れることができない阪神大震災をテーマにしていることもあって、共感しつつも力んでしまう内容だったのですが、今回は娯楽作品として見ることができる内容でした。特に前半は客席から笑い声があがるところもありました。(わたしはルナピーが登場するたび笑っていました。)

ただ、終わりに向けて徐々に不穏な空気に…さまざまな思惑が錯綜して飴屋の家族はバラバラになり、最後にはオーナーの美辞麗句を鵜呑みにし、暖簾を降ろして洋菓子店として生きていくことを選択します。
ハッピーエンドのような、アンハッピーエンドのような。微妙なお話。

チラシのイラストの打ち合わせをしたときにしまこ(中嶋悠紀子さん)から大筋は聞いていたものの、わたしが頭のなかで勝手に想像していた物語と、実際に役者さんが演じられているお話は当然のことながら違っていて、本当に面白かったです。生の役者さんのパワーに圧倒されました。

イラストレーションに対する反響

なお、今回は宣伝活動の一環として、チラシとは別にわたしが描いたイラストを使っていただいて「演劇のしおり」というしおりを作成していただき、大阪、京都、兵庫の一部の書店にて配布していました。

わたしはあいにく本屋で配布されているところを見つけられなかったのですが(お店によっては早々になくなってしまったそう…)、友人から「しおり見つけたよ!」という報告があったり(ありがとう!)しまこからチラシやしおりに反響があったとも聞きました。

わたしは絵を描くことは大好きですが、あまり表に出すような創作活動はしていないので(デッサン教室で絵を描くくらい)反響が頂けるのは本当にありがたく、活力になりました。もっと描いていきたいなあ…。
イラストレーションの力って本当に強いのだな、と今更ながら実感しました。
そして、自分の絵が劇団の活動に少しでも助力できたのであれば、これ程嬉しいことはないです。
イラストのお話をくれた しまこ、イラストの雰囲気を活かした素敵なデザインをしてくださったGOUTENさん、当日の舞台に立たれた俳優のみなさま、裏方として動いておられたスタッフのみなさま。本当にお疲れ様でした。また、ありがとうございました!

(ちなみに…デッサン教室に描いた絵は定期的にTumblrにポストしています。 EMMA design sketch

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