フリーランスデザイナーにおすすめの文芸美術国民健康保険組合に加入した話

4月に独立したことを以前ブログに書きましたが、独立後驚いたことのひとつに国民健康保険料の高さがあります。
紆余曲折を経て文芸美術健康保険組合に加入申請し、無事に承認されたので、そのお話をまとめておきます。どなたかの参考になれば嬉しいです。

独立後、健康保険の加入について悩む

4月に会社を退職したあと、あらたに健康保険に加入する必要がありました。

かつての勤務先の健康保険を任意継続することも考えましたが、加入後2年間は脱退できないそう。誰かの被扶養者になりたいという場合でも、脱退できないとのことです。(多くの中小企業が加入している全国健康保険協会では、任意継続した場合、任意でやめることができません。)
自分のライフプランを考えると融通が効かないのは少し怖く、任意継続は早々に除外することに。

追記…任意継続を脱退することは出来ないと記載していますが、実際には保険料の支払いを止めると、脱退となるそうです。
ご指摘くださったかた、ありがとうございます!)

ひとまず国民健康保険に加入しましたが、国民健康保険料の月ごとの保険料が予想以上に高額でびっくり…わたしの場合は会社員時代の健康保険料の3倍弱ありました(もちろん人によって、また自治体によって差があると思います)。
国民健康保険は世帯ごとの収入を合算して保険料が算定されるそう。わたしの場合は現在実家で家族と暮らしており、全員働いていて収入がありますので、それが保険料の算定に影響したのかなと考えています。

そこで以前に聞いたことがあった、フリーランスのデザイナーが加入できる文芸美術国民健康保険組合について調べ始め、加入申請をおこなうことにしました。

文芸美術国民健康保険組合とは

文芸、美術及び著作活動に従事している人が加入できる健康保険組合です。
保険料が比較的安く(2015年8月現在で一人あたり16,900円)、フリーランスでデザインなどの制作業務をおこなっている人が加入するにはおすすめの保険組合です。

加入するためには、組合に加盟している団体の会員である必要があります。
色々な団体がありますが、わたしは日本イラストレーション協会(以下JILLA)に加入申請することにしました。
ウェブデザイナーとしてイラストを扱うことも多く、これからもイラストを描きたいと思っているので、自分への意識付けとしても良いかなと思いました(^^)

日本イラストレーション協会に加入申請

まずはウェブサイトから加入申請をおこない、加入用の資料を取り寄せます。
わたしが申請した時は、フォームを送信後2~3日後に資料が自宅へ届きました。

届いた書類を確認し、必要事項を記入。下記の書類も添付して、JILLAに提出しました。

  1. イラストレーションに関する事業をおこなっていることを証明する書類
    (確定申告書Bの控え、まだ確定申告をおこなっていない開業1年目の場合は開業届の控えなど、税務署に提出した公的書類)
  2. 過去の制作実績
    (ウェブデザイナーの場合、制作したウェブサイトをプリントしたもの)

提出した書類をもとに審査がおこなわれ、無事に加入が承認されると、組合の加入費などを支払う案内がメールで届きます。次の金額を銀行振込で支払いました。

  • 出資金(5口以上 25,000円から出資可能。脱退時に返金されます)
  • 加入手数料 3,000円
  • 文芸美術国民健康保険 加入事務手数料 3,000円
  • 年度内の年会費 2,000円/月を年度内の月数分まとめて

JILLAにて支払いが確認されたら、出資したことを証明する書類、文芸美術国民健康保険の加入申請に必要な書類が自宅に郵送されます。
ここまでの流れは、およそ半月程度で完了しました。

文芸美術国民健康保険に加入申請

さて、次は文芸美術国民健康保険の加入申請のための書類を用意します。
詳しくは文芸美術国民健康保険のウェブサイトに記載されていますので割愛しますが、おそらくポイントになるのが文芸・美術及び著作活動に従事していることを証明する書面の写し。JILLAの加入の際にも必要であった確定申告書Bの控えや、開業届がそれにあたります。
開業届を提出する場合は、実際に文芸美術に関する事業をおこなっていることを具体的に証明する書類(見積書、請求書など)の添付も必要だそうです。

ウェブ制作業の審査について

JILLAからいただく書類やメールには「文芸美術国民健康保険の加入時にWebデザイナーとして申請して承認されても、実態はコーダーやアプリ開発などが主体と発覚した場合、加入が取り消されることがある」という旨の文章が折にふれて記載されていました。過去にこういった例があったそうです。
文芸美術という名を関していることもあって、デザイン業をおこなっていることが証明できないかぎり、承認は難しいようでした。(ちなみに文芸美術国民健康保険への加入申請に承認されるか否かは、JILLAでは判断できかねるそうですので、念のため。)

そういった点も踏まえて、見積書や請求書とともに一部の制作実績を添付して提出しました。

条件付きで加入が承認

揃えた書類はいったんJILLAに提出し、その後、JILLAのかたが文芸美術国民健康保険組合へ転送してくださいます。
その後、文芸美術国民健康保険組合から連絡があり、来年3月以降に確定申告書の控えを組合に提出することを条件に、加入を承認していただきました。ひとまず安心…(^^;)
すぐに健康保険証が郵送されてきたので、自治体の国民健康保険の脱退手続きをおこなえば完了です。ここまでで、JILLAへの加入申請から2ヶ月弱かかりました。

ふと考える、ウェブデザインの仕事の範疇について

わたしは独立まではコーディングをメインに仕事をしていましたが、現在はデザイン業務の比重がコーディングよりも増えています。
その点を認めて頂けて加入できたのかなとも思いつつ、ただ、しっかりとデザインを組まずにコーディングしながらデザインを調整していくこともありますので、こういった作業もデザインの範疇として認めて頂けるのか、非常に曖昧だなあ…と感じました。ウェブデザインの仕事には、コーディングや簡単なプログラミングは付随してくるもののように思いますし。

ひとまず加入が承認されましたので、これを機に、もともとやりたかったデザインの仕事も増やしていけるようがんばります。

※この記事を書いている時点の情報を記載しています。状況によっては内容が異なる場合もありますので、ご了承ください。

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